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尖圭コンジローマの特徴は?症状や感染経路について

尖圭コンジローマは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染で生じるイボの一種です。
HPVは体にできるイボのほとんどの原因であり、その種類は現在150以上確認されています。
HPVは遺伝子の型によって区別され、その中でも尖圭コンジローマを引き起こすのは「6型、11型」HPVなどが主で、これらはローリスク型ともいわれます。
HPVの中にはガンなどに悪性化する可能性のある「ハイリスク型」も存在します。

尖圭コンジローマは日本国内における性病の中で「4番目」に多い性病であり、とくに性交渉を頻繁に行う若い世代の感染割合が高いのが特徴です。

尖圭コンジローマの感染経路となるのは、主に感染者との性行為です。
皮膚や粘膜の微小な傷なども感染経路となるため、膣性交のみならず、アナルセックス、オーラルセックスなどでも感染します。
感染者との性行為による感染率は非常に高く、約6割が感染するといわれています。
また妊婦が尖圭コンジローマに感染している場合には、胎児に産道感染することもあります。

感染した場合でもすぐには発症せず、長い潜伏期間を経て症状が現れます。
潜伏期間は「3週間~8ヶ月(平均3か月)」と長く、症状が現れた時点ではいつ感染したか特定することが非常に困難です。
また感染はしても発症はしないこともあり、本人が気が付かないまま感染を拡大させてしまう場合があります。

潜伏後に症状が現れる場合には、性器などの周辺に特徴的なイボができます。
大きさは「直径1~3mm」、高さは「3~15mm」、形は「先が尖った乳頭状」という独特な形をしており、それが次第に増殖していきます。
イボができた場合でも痛みや痒みなどはないため、発生に気づかないことが多い。

イボができる場所は、男性の場合は「亀頭・包皮・陰嚢・尿道・肛門周辺」に、女性は「膣入口・小陰唇・子宮膣部・肛門周辺」などです。
男性・女性ともに性器以外にできることが多く、また尿道内にイボができた場合には、目立たないため発見が遅れがちです。

尖圭コンジローマの治療方法は多岐にわたる

検査等により尖圭コンジローマの感染が判明した場合には、その治療法は大きく2つ「外科療法」「薬物療法」に分かれます。
病変部の症状や、大きさ・数、治療歴などを考慮し、どの治療方法を選択するかを決定する。

外科療法には主に「レーザー蒸散・冷凍凝固・電気焼灼・外科的切除」などの手術があります。

レーザー蒸散
炭酸ガスレーザーやホルミウムレーザーを用いて、尖圭コンジローマによるイボを、レーザー照射で焼いて取り除く方法です。
患部組織を大きく傷つけることがなく、治癒もはやく手術痕も残りづらいため、患者の負担の少ない方法です。
冷凍凝固
液体窒素を病変部に押し付け、イボを凍結・壊死させ切除する方法です。
イボの範囲が狭い場合に用いられる方法で、術後に痛みが残りやすい、再発率が高いなどの欠点があります。
電気焼灼
電気メスを使いイボを焼切する方法です。
再発が起きないよう切除するには広範囲にわたり切除の必要があり、皮膚に傷跡が残りやすいなど、患者の負担が大きい方法です。
外科的切除
ハサミに似た「鉗子(かんし)」という器具を使いイボを切除する方法です。
小さなものから大きいイボまで対応可能な方法で、とくにイボが小さい場合には、手術後の回復も早く、手術痕も残りづらいのが特徴です。
薬物療法
ベセルナクリームを用いて行われます。
とくにコンジローマ感染の初期であれば、手術をしなくても薬物療法だけで十分な治療が可能です。
ベセルナクリームはどこでも処方ができ、大きなイボへも対応可能です。
また傷跡も残りにくいというメリットがある反面、数週間にわたって塗り続ける必要があり長期間の治療が必要なこと、また小児や妊婦への使用制限があるなどのデメリットがあります。
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