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近年は梅毒に感染する人が急増?感染原因と治療法とは

海外からもさまざまな性病がやってきて、今や日本には何種類もの性病があります。
そんな中で、昔から日本にあった性病、それが梅毒です。
戦国時代の男性の5人に1人は梅毒だったという説もあり、昔からどれだけの広がりを見せていたのか分かるでしょう。

ただ、梅毒はもう過去の性病と思っている方が多いでしょうが、実は最近になってまた感染者が急増しており問題となっています。
初期段階には症状に気づきにくいこともあり、もしかしたらあなたも感染していて、さらに感染を広げているのかもしれません。

梅毒は梅毒トレポネーマという病原体が性的接触を感染原因としてうつる病気です。
うつると感染が起きた部位にしこりや腫瘍ができることもありますが、痛みもなく治療をしなくても自然に軽快するため症状に気づかなかったり、治ったと思って何もしない方も多いのです。
とはいえ、感染原因であるトレポネーマがいなくなったわけではありません。
あくまで潜伏期であり、3週間から6週間経てさまざまな症状が現れるのです。

すでに全身に病原体が広がっているため陰部だけでなく全身に赤い発疹が出てきます。
こちらも治療しなくても数週間以内に消え、また再発を繰り返すのです。
その後数年から数十年経過するとゴムのような腫瘍が皮膚や筋肉に発生したり、心臓や脳に病変が生じ、場合によっては死に至るのです。
性器だけでなく口の粘膜や皮膚から感染することもありますし、感染者である母親から母子感染することもあります。

死にいたる病気だけに放っておくことは危険です。
症状が軽くなったり消えたりする時期があるため治療が遅れがちですが、一度発症したら菌が自然になくなることはなく全身に感染が広がっていく一方です。
そのため、次に症状が出てきたときには再発ではなく更に次のステージに上がっていることもあります。
これ以上感染を広げないためにも、早期治療を行うと共に、感染しないよう事前に予防することが必要なのです。

梅毒の治療法と予防方法

梅毒トレポネーマは粘膜を通じて感染します。
そのため、おすすめの予防法がコンドームです。
最近は少しずつピルも普及しているのですが、性病の多くは粘膜同士の接触により菌が移動します。
そのため、ピルで避妊ができているという方もコンドームはつけた方がよいでしょう。
アナルセックスやオーラルセックスなど性行為の内容もさまざまになっていますが、妊娠とは関係ないこれらの行為も菌を移さないためにコンドームの使用をおすすめします。

症状が分かりにくい梅毒、第2段階になり皮膚に湿疹が出来た場合にも皮膚病と勘違いされることがありついつい治療が遅くなってしまいます。
もしかしてというとき、病院に行くのが恥ずかしいというのであれば自宅で検査キットを使っての検査も可能です。
早期発見早期治療を行うようにしましょう。

1929年、ペニシリンが発見され梅毒は治らない病気ではなくなりました。
ペニシリンを投与することでトレポネーマを殺菌することができるようになったのです。
ペニシリンアレルギーを持つ方であれば塩酸ミノサイクリンが使われます。
妊娠中の方はアセチルスピラマイシンという薬があります。
患者の状況に応じて殺菌作用のある薬が処方されるのです。

早めに治療が行えればよいのですが、すでにゴム腫まで至っている方だと完治しない場合もあります。
また、ペニシリンによる早期の適切な治療で完治していたとしても免疫は得られないため、再度感染する可能性だってあります。
梅毒は、いつまでも予断が許されない病気なのです。

何も考えずコンドームも使うことなく多くの人々と性行為を繰り返していれば、それだけ感染の確率は上がる一方です。
節度ある性生活を送りましょう。

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